・ 通貨の略号はEOS
・ 通貨の発行量は10億EOS
・ EOS自体は何の利用用途がない |
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EOS(イオス)は、公開直後からいきなり時価総額でトップ10に入ったことで話題を集めたのが、アルトコインのEOSです。6月のICOを終えてから、実に300%以上の上昇を見せた日もありました。 |
EOSは分散型アプリケーションに特化したプラットフォームであり、大企業間で広く使用されること想定して開発されています。 |
EOSは非同期通信と並行処理を採用し、秒当たり何百万ものトランザクションをサポートしています。Facebookが5万2000、Googleが4万のトランザクションサポートなので、どれだけ高速かがわかります。また、トランザクションのたびにユーザーが支払いを要求されることはありません。 |
EOSのICOでは、10億トークンのうち2億(20%)トークンが最初の5日間で配布され、以後2017年7月1日からEOSトークンの7億(70%)を24時間ごとに200万トークンずつ350日間配布されます。残りの1億(10%)トークンは運営が保有です。ICOの期間が非常に長い特徴があります。 |
そして、最も注目すべきは、トークンは利用用途が一切なく、48時間以内に移転不可となることがホワイトペーパーに記載されていることです。将来的にも利用用途は全くないようです。つまり、開発の資金調達のためにトークンが発行され、ICOが行われたと言えます。 |
利用用途のないトークンがこれだけの調達をできていることは驚くべき事実です。 |
最近はICOブームが続いており、よくわからないトークンでも多額の資金を集めている例があります。サイトやホワイトペーパーを見ずに投資する方も多いです |
EOSはプロジェクト自体は有望であり、経験豊富なメンバーも揃っていることから、利用用途がないにも関わらず成功したと考えられます。しかしながら、現在のICOブームは過熱しすぎており、ホワイトペーパーに見栄えのいいことを書いていれば、開発実態もわからないにもかかわらず、それだけで数十億円が集まるというような状況です。さすがに、どの国でもICOに対して規制に乗り出しており、今後どうなるか気になるところです。 |
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